体育会理事メッセージ
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体育会理事メッセージ

ご挨拶

体育会理事 山本信人 2017年、日本の大学スポーツの先駆けである慶應義塾体育会は創設125年を祝いました。1892年に7部で発足した体育会は、2019年現在43部から構成される巨大組織となりました。125年の歴史をたどると、廃部となった部もありますが、慶應義塾は常に日本の大学スポーツを先導すべく、新しい競技に取り組み体育会所属団体の数を増やしてきました。

 慶應義塾体育会は「文武両道」を基本理念に据えています。体育会部員は学生の本分である学業に勤しみ、同時に部員としてスポーツ・競技・武道あるいは部の運営に取り組むことが求められています。そのために体育会部員は日頃から自分を律し、鍛練を積むことが必要です。体育会部員は部員である前に塾生であり、塾生の模範となり、先導する責務を担っています。

 体育会は現役部員のみで成立する組織でもありません。慶應義塾の理念にある「半学半教」、「社中協力」を体現する組織です。現役部員と先輩団体とが一致協力して大学スポーツに取り組むのが慶應義塾体育会です。この点は現行の慶應義塾体育会会則第2条にあるとおりです。曰く、「本会は、スポーツにいそしみ義塾の発展に寄与しようとする塾生が先輩塾生の協力のもとに、技をみがき、体位の向上をはかるとともに、品性と陶冶し、学生スポーツの本旨を全うするために協同することを目的とする」。

 福沢諭吉は「一身独立して一国独立す」という言葉を残しています。これは、ひとりの人間として独立心と自尊心を築き、どのような立場の人間になろうと、おのれの信念を通す人間となることの重要性を述べています。これはまさに人間育成の場である慶應義塾体育会が体現すべき精神です。

 21世紀、大学スポーツを取り巻く環境は激動の時代を迎えています。スポーツに対する考え方や認識も変化しています。しかし125年を超える歴史を誇る体育会には、各部の部員と出身者が大学スポーツおよび日本のスポーツの発展に多大なる足跡を残してきたという実績があります。環境が変わるなかでも惑わされることなく、体育会部員と出身者は大学スポーツの先導者たる自覚と誇り、日々精進してもらいたいと考えています。そのための環境作りと体育会の発展のために、理事として微力ながら尽力してまいります。関係各位のご支援とご指導を心よりお願い申し上げます。

山本信人